【悲運】望んでこうなったわけじゃない

 南アフリカ共和国の女子陸上選手である、キャスター・セメンヤ選手が男性ホルモンの値が高い女子選手の出場資格を制限する国際陸連の新規定を撤回するよう申し立てた件を棄却する裁定を受けた。
 
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 この背景は世界陸上2009」での金メダル獲得後、前回大会の金メダリストで2位のジェネス・ジェプコスゲイ(ケニア)に2秒以上の大差をつけ今季世界最高のタイムで圧勝したことや、筋肉質な体格、低い声などから性別を疑われ、国際陸上競技連盟 (IAAF) は医学的な調査を始めた。そして世界陸上2009の後、セメンヤは非公式に大会への出場の自粛を求められていた。

 これらの通告に対しセメンヤ側は大会へのエントリーを強行し、2010年3月30日に南アフリカ陸連から公式な出場停止処分を受けた。
 
 結果、国際陸連は昨年、男性ホルモンのテストステロンが基準値を上回った女子選手は400メートル~1マイル(約1600メートル)の種目への国際大会出場を制限し、投薬などで値を下げれば出場できるとする新規定を発表した。

 しかし、投薬の影響は強くセメンヤの記録は投薬前のそれとは大きく下回ってしまった。セメンヤとしては自分の肉体的なことは自然の成り行きであり誰にも迷惑をかけているわけではないと主張していた。

 ただし、セメンヤ選手の場合、肉体的な問題は医学的検査の結果子宮と卵巣が無く体内に精巣があり、通常の女性の3倍以上のテストステロン(男性ホルモンの一種)を分泌していることが判明し、両性具有であることが分かったと報じられており、人為的ではないにせよ考えなければいけないことであるとは思います。

 これからもセメンヤ選手のような事例は起こりうる問題だと思います。

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