【決断】双方の意地の張り合いか

 今日、ニュースを揺るがした貴乃花親方の年寄引退問題。
 事の真意がどこにあるのかは双方の見解が対極にあって想像の行きを越えないのですが、夕方からの記者会見の質疑応答のなかで聞き逃せなかった一人の発言。
 
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 NHKのアナウンサーで現在は解説委員も務める刈屋冨士男さんの発言でした。
 刈屋アナは大相撲の実況をはじめ、オリンピックでは数々の名シーンを印象的に表現したアナウンサーである。
 アテネオリンピックでの男子体操団体が金メダルを確定させた鉄棒での最終演技者、米田選手のフィニッシュを『栄光の架け橋だ』やトリノオリンピックで荒川静香が金メダルを決めた瞬間に『トリノの女神は荒川静香の頬にキスをしました』等想い出に残る実況を重ねてきました。

 その彼が今日は大相撲に愛のある質疑応答を当事者である貴乃花親方に向けて語りました。
 その内容は・・・

 「告発状の内容をすべて事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないとか、一門に所属できないということを、相撲協会が総意として決めることは、まず考えられないと思って。8月7日の文書を協会側の調査によって事実無根と結論付けたわけですが、告発状を出した親方には親方なりの真実があるわけで。でも告発状を取り下げて、その騒動の処分を受けているわけですよね。その上で、事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないなんてことは、たぶん協会の総意ではなく、一部の理事、一部の役員の考え方じゃないかと思うんですよね。引退届を受け取った協会の人が『これは誤解だ』と、あるいは『ちょっと話し合おう』という形で、いろいろな話し合いを求めてくる可能性もあると思うんですよ。その話し合いには是非、応じてほしい」
 「貴乃花親方が一門に所属しない件も含めて、僕は今場所中、いろいろな親方の話を聞いて、やはり(貴乃花)親方を残したい、応援したいという人は半分以上いると思うんですよ。だから、今はもう辞めると思っているかもしれませんが、もう1回、もし協会が『話し合おう』という時には是非、話を聞いてもらいたい。30年来の付き合いとして、これは質問というよりはお願いです」

 このような記者会見の質疑応答はかつてあっただろうか?
 この発言に対してだけは貴乃花親方も深く頷くしかなかったようです。

 この発言が解決の一端になれば良いですね。

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