【幾何学】三次元に解析した建築

 一昨年の2月に着任して昨年の4月まで勤務した港区三田1丁目に建設したオフィスビルが先月末に竣工し、お施主様である住友不動産様へお引き渡しをしました。
 
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 ボクはこのプロジェクトでは外装を担当しました。写真でもわかる通り外装の庇(ひさし)は外壁面から最大で4.5M跳ねだしているところもあり、それが均一に縦に展開しているわけでもありません。専門的に言うと3次元の展開となっていて机上計算では単純に出せない構成となっているのです。

 ここ数年開発が進む三次元CADである「BIM」Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)を駆使してこの庇を作り上げました。

 設計事務所様や当方の施工支援グループの強力もありこのBIMは解析できましたが、庇の中を構成する鉄骨の製作や庇パネルを製作する協力業者に於いてはまだこのBIMシステムに追従できないという現実もあって達成度は個人的には50%に満たなかったのではないかと評価しています。

 それでも、この難易度の高かった建物を作り上げたことはボクの40年間にわたる建築人生の中でベスト3に入る施工実績となることは間違いありません。
 ただ残念なことはこの建物を竣工の時まで見届けることなく離任したことです。ボクが去った時は既に外装の図面を大方まとめ上げての離任だったのですが、正直製作取り付けをこの目で見たかったですね・・・

 後を託した皆さんに感謝するとともにおめでとうございますと竣工した建物に声をかけてこの場を離れた週末でした。

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