【無骨な生き方】潮鳴り~葉室燐~

 葉室燐さんの作品を久々にご紹介しますね。

 俊英と謳われた豊後・羽根藩の伊吹櫂蔵(かいぞう)は、狷介さゆえに役目をしくじりお役御免となり今や“襤褸蔵”と呼ばれ浜辺で物乞い同然の無頼暮らし。ある日、家督を譲った弟が藩の責任を背負い切腹。遺書から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。死の前日、何事かを伝えにきた弟を無下に追い返していた櫂蔵は、死の際まで己を苛む。

 死の間際で救ってくれた馴染みの飲み屋の女将である『お芳』や馴染みの客である咲庵と共に『一度落ちた花』を再び咲かすことに生きがいを求め藩の立て直しを誓う。

 しかし、一度失った信頼を取り戻すことは想像以上に難しく様々な困難や妨害を受けるのであるが、一度落ちた花の逞しさを表現しています。
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 ストーリーが痛快なので一気に読める一冊だと思いますよ。

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