六月大歌舞伎を観劇しました~新薄雪物語~

 先週の土曜日、銀座にある歌舞伎座で『六月大歌舞伎』を観劇してきました。
 
画像


 今月の「夜の部」は時代物の大作【新薄雪物語】を昼の部からの通しで公演していました。

 
 幸崎伊賀守の息女、薄雪姫と園部兵衞の子息、左衞門は恋仲です。

 左衞門は将軍に奉納する刀に謀反を表すやすり目を入れられます。それは刀鍛冶団九郎の仕業。実は幸崎、園部両家を失脚させる為、秋月大膳の仕組んだ罠でありました。

 あらぬ疑いを掛けられた左衞門、そして薄雪姫は窮地に立たされるのですが、さしたる策もなく両者を互いの家へ預け合うことでその場を治め詮議していくことをそれぞれの父親が合意します。

 薄雪姫を預かることとなった園部家では薄雪を捕らえられ責め殺される恐れがあることを察し館から落ち延びることを進言するのですが、左衞門と生涯の別れとなること、親同然と想い慕う園部両親と別れることから拒絶します。

 兵衞は苦渋の決断で勘当同然の形で薄雪姫を突き放すのです。互いに互いの心を知りつつ別れていくのです。

 一方、左右衞門を預かる幸崎家からは使者が訪ねてきます。左右衞門が謀反の件を全て白状し、伊賀守が首をはねたことを伝えに来ます。そして首をはねた刀を持参してきて、同罪の薄雪の首も打つように進言します。

 兵衞はその刀についた血を見てあることに気付きます。

 その後左右衞門の首を納めた首桶を持参し伊賀守が訪れます。そこへ、薄雪の首を納めた首桶を持って現われる兵衞。

 互いの父親の思いは同じでした。

 互いに落ち延びさせ、自分の腹を切って事態を治めるつもりだったのです。

 しかし、互いの奥方から必死の説得を受けた両者は思いとどまりその首桶を持って上申すべく決意を決め、家を後にするのでした。


 ざっと、簡単に書けばこのようなストーリーですが、片岡仁左衛門、松本幸四郎、二人の名優が素晴らしい演技で見入ってしました。

 この後の幕では刀鍛冶・団九郎の話しに移るのですが、それはまた後日。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック